SEM Vol.24|Webマスター向けTips | Discover Bing

Web マスター向け Tips

Vol.24 あなたのサイトのランキングに不満はありませんか?パート4

サイトの見直しをテーマにした5連載ブログの4つめです。以前の投稿では、サイトの見直しをする理由(パート1)、最初に見るべきページレベルの問題(パート2)、サイト全般の問題に関する議論(パート3)と続きました。このブログでは、サイトの見直しで細かくチェックすべきサイト全般の問題を引き続きみていきます。

HTTPリダイレクトの使用

あなたが以前、ウェブサーバーで公開したウェブページを削除したり、名前や場所を変えた場合、サーバー上でHTTPリダイレクトを行って、ユーザーが探しているコンテンツを見つけることができるようにしていますか? ぜひそうすべきです。そうでなければ、外部サイトからのインバウンドリンクが旧いページにつながってしまい機能しません。それらのリンクからあなたのサイトに来たユーザーは、おそらく移動してしまい、旧いページを基にした検索エンジンのランキングも失います。

多くのウェブマスターがデフォルトで誤って302リダイレクトを用いていますが、厳密にいえばこれは一時的な移動(完売商品ページのための仮設ページなど)のためのものですので、ここで使うべきは恒久的な301リダイレクトです。301ではなく302を使う意義は、検索エンジンにとって重要だということで、その情報はインデックスページに適用されます。302が使われている場合はオリジナルページのランキングはインデックスのそのURLに残され、301だと古いページのランキングを新しいURLに移動します。ページが永久に削除されたり、名前や場所が変わった場合、302が使われていると以前のページが所有していたランキングを受け継ぐことが出来ません。リダイレクトを最適化するために、サイトに恒久的な変化が生じたら、必ず301を使うようにしてください。

サイトの見直し作業:HTTPリダイレクトがあなたのサイトでどのように使われているかを見直します。恒久的なリダイレクトであれば、必ず301を設定します。

正規化のすすめ

パート3のリンクに関する議論でも簡単に触れましたが、ここで、どのように内部のページへリンクするべきか、どのように方法論に一貫性を持たせるのかを深く見ていきましょう。この問題は、URLの正規化、あるページ(特にサイトのホームページ)の標準URLの指定とも言います。これが重要な理由は、あなたのサイトを参照するために使われているさまざまなURLが、検索エンジンによってそれぞれ追跡され、ランク付けされるからです。複数のURLを、外部サイトから同一ページへの有効なインバウンドリンクとして使うことを許可する場合(イントラサイトでリンクを張るとき、URLをどう作るかが一貫していない)、そのURLのバリエーションは、検索エンジンが反復的にクロールし、インデックスする可能性のある重複コンテンツになります。多くのURLを形成してページランキングの価値を薄めることを避けるためにも、ページをプライマリURLにまとめることです。このプロセスを正規化と呼びます。

たとえば、多くのサイトのホームページのファイルネームで、サブドメインプレフィックスの"www."を含めても省いても、ホームページにアクセスできるようにしています。以下のURLはすべて、同じページへ導くことが通常ですが、検索エンジンにとっては別の場所にあると見なします。

  • mysite.com
  • www.mysite.com
  • www.mysite.com/
  • www.mysite.com:8080
  • www.mysite.com/default.htm
  • www.mysite.com/en/us/
  • www. .com/~mysite

これらのバリエーションの置き換えは無数にありますが、それぞれが検索エンジンのインデックスでランクバリューを得るのです。とはいえ、このランク分散の謎ときは解決可能です。あなたのサイトに向けたアウトバウンドリンクで、他のウェブマスターが使っているURL形式をコントロールできなくても、301(恒久的)リダイレクトを使うことで、可能性のある別のURLすべてを、あなたのサイトのホームページのプライマリURLに集める(そしてインバウンドの信用度を注ぎ込む)ことができます。

テストしましょう。ブラウザを立ち上げ、タブを3つ開き、お気に入りの検索エンジン( Bing をお忘れなく)をそれぞれ立ち上げます。最初のタブの検索テキストボックスに以下を入力します。

SITE:<YourDomain>.com

あなたのルートドメインネームとそれに関連するトップレベルドメイン(TLD)のみとし、 サブドメインプレフィックスの"www."や、その他のサブドメインネームを省きます。このクエリは、全体のドメイン(すべてのサブドメインを含む)からインデックスのすべてのページを検索します。次に、二つ目のタブの同じ検索エンジンで、以下を入力します。

SITE:www.<YourDomain>.com

"www."サブドメインを含みます。このクエリは具体的に、"www."サブドメインと関連付けされてインデックスされているページを特定して探します。そして、同じ検索エンジンの三つ目のタブで、これを入力します。

SITE:<YourDomain>.com -SITE:www.<YourDomain>.com

最後の検索は、二つ目のクエリを除外フィルターとして使いながら、最初のクエリを再度実行するものです。このフィルターは、URLに"www."サブドメインを含む、すべてのインデックスされた結果を除外します。最後のテスト("www."以外のサブドメインをURLに含めることができるもの)で結果を得られたとしたら、検索結果を詳細に比較し、"www."と"www." 無しのバリエーションの両方で、サイトのURLがインデックスにあるかどうかを確認します(上記リストにある他のURLのバリエーションも)。もしそうでれば、入手困難なランクを複数のURLで薄めていることになります。サイトを正規化して、検索エンジンでURLのバリエーションを統合し、正しいURLでページができるだけ高いランクを得られるようにする必要があります。

その間に、サイトのページ間のクロスリンクで使っているURLを見てください。それぞれのページで一貫して同一のURLを使っていますか? 相対リンクではなく、絶対リンクを使うことをおすすめします。なぜならばサイトのページに正規の信用を築くために最適だからです。正規化に関する詳細は、 Making links work for you大規模サイトの最適化Vol.1をご覧ください。

サイトの見直し作業:あなたのサイトが同じページに、複数のURL形式を許していないかチェックします。もしそうだとすれば、どのURLをプライマリURLとするか決め、すべての可能性のあるバリエーションを、そのプライマリURLに301リダイレクトします。また、あなたのイントラサイトのリンクをチェックし、サイトの他のページに向けたURLが同じ方法で一貫した形式になっていることを確認します。

(コーディングの)正当性が欲しく人はいませんよね?

あなたのHTMLソースコードは有効ですか? 概ね正しく表示されているからといって、それが確かだと言えますか?(たいていのブラウザーはHTMLのコーディングエラーに寛容ですので、問題が表面化しないだけかも知れませんが、一般的な検索ボットは、これらの寛容なブラウザーのように容赦することはありません。これが、この問題が重要である理由です)。ウェブページのソースコードに問題があって検索エンジンがコードを理解できなかったり、効果的にクロールできなかった場合、ページランクに悪影響を及ぼします。たとえば、 パート2 で議論したように<head>タグのコードをきちんとフォーマットしてないと、キーワードを使うためにコンテンツを魅力的にしてきたすべての労力が無駄になってしまいます。ウェブページ開発環境の確認ツールや、 W3C Markup Validation Service のような公開リソースを使って、HTMLソースコードをテストします。見つかった問題の数に驚くかもしれませんが、提供された詳細項目は、通常、容易に解決できます。

ついでに確認ですが、あなたのサイトは障碍者のための連邦規則 Section 508 に準拠していますか? これに準拠していないからといってページランクに直接の影響はないかもしれませんが、コンプラインスを徹底することで、あなたのサイトのビジターが増えたり、アクティビティへの参加者が増えるかもしれません。やって損はありません!

サイトの見直し作業: ウェブページファイルのすべてのソースコード検証を行って誤りを直します。Section 508へのコンプライアンスに関するチェックも行います。

コンテンツは妥当?

最後になりますが、コンテンツのスペルチェックをしたことがありますか? キーワードのスペルミスはランキングを上げるために何の役にも立ちません。コンテンツは論理的に構成されていますか? コンテンツは論理的な分類に従って分けられていますか? もしそうでなければ、コンテンツの再整理が必要かもしれません。当初は小さかったページが時間を経て長くなったとき、サイト見直しの検討にもってこいです。コンテンツ設計に関する詳細は、 Architecting content for SEO のブログをご覧ください。

恐ろしい話ですが、壊れたリンクはありませんか? 膨大なリンクを持っていて、アウトバウンドリンクが有効かどうかを定期的にチェックすることは退屈かもしれませんが、とても重要です。サイトのページに壊れたリンクがあるなんて言語道断! ページを W3C Link Checker に送信して有効かどうかをチェックしてみましょう。Bing Webmaster Center ツール の登録をしていれば、ログインして、 Crawl Issues ツール( File Not Found (404) 問題)を使えば、サイトの壊れたリンクに関するレポートが得られます(最大1,000行の項目がダウンロード可能)。

サイトの見直し作業:各ページのコンテンツのスペルミス、分けるべき長すぎるページ、リンクの有効性をチェックします。

カスタム 404 エラーページ

誤ったURLを入力したり、あなたのサイトへの壊れたインバウンドリンクをたどった場合、ビジターが目にするものは? そのURLが、あなたのサイトの存在しない(リダイレクトが置かれていない)ページを指す場合、ウェブサーバーはHTTP エラーコード 404を返します。これは通常、ブラウザーの画面に「ファイルが見つかりません」と表示されます。たいていのユーザーはあなたのサイトを見限るでしょうから、あなたにとって機会の損失です。コンバージョンの可能性を失う代わりに、カスタム404エラーページを実装しましょう。お客様があなたのドメインのウェブサーバーにアクセスできる限り、より良いユーザーエクスペリエンスを創出する、独自の「ファイルが見つかりません」エラーページを提供できます。そこではサイトのコンテンツに関する基本情報を、サイトのページデザインのテーマに沿って提供し、お客様が引き続き検索するための、重要なサイトナビゲーションスキームを提供します。カスタム404エラーページの作り方に関する詳細は、 Fixing 404 File Not Found frustrations をご覧ください。注意したいのは、よく知られているHTTPリダイレクトによるページ移動と、リダイレクトされない壊れたリンクのためのカスタム404ページを、共に実行できるということです。

サイトの見直し作業:サイトにカスタム404エラーページを設定していなければ、ぜひそうしてください。

ページレベルのウェブスパムテクニック

ボットをだまして、不当に高いランクを得るためのページレベルのウェブスパムテクニックを使っていませんか? 検索ボットは、日常的にウェブをクロールしていますので、考え得るすべてのウェブスパムテクニックを見ています。インデックス化のアルゴリズムは、この発覚した詐欺未遂を反映しつつ、常に更新されています。ウェブスパムが見つかると、有害なサイトとしてペナルティが科されます。SEOは大変な仕事です。正当なランキングの提供はお客様にとって重要なことですので、検索エンジンにとっても重要です。システムを騙すための試みが検出されることは顰蹙を買うだけでなく、これらのテクニックを使うウェブマスターにとって、最終的に当初のゴールとまったく反対の結果、つまり低いランク(インデックスからの完全な追放でなかったとしても)を得るだけです。ページレベルのウェブスパムについての詳細は、 ページレベルのウェブスパムによる有害行為 のブログをご覧ください。

サイトの見直し作業: サイトがウェブスパムのテクニックを使っていないか確認し、見つかったらサイトから取り除きます。もしその利用によってサイトにペナルティを科されていたら、有害な問題を解消してから再びサイトを公開し、ペナルティの再検討をリクエストできます。やり方は、 忌まわしき責任、リンクレベルのウェブスパム のブログの最後に掲載されていますので、それに従ってください。

マルウェアに感染されていませんか?

サイトの価値を台無しにする最強の方法は、サイトをマルウェアで感染させるか、マルウェアにリンクを張ることです。大半のウェブマスターはサイトがクリーンであると確信(おそらく、ほとんどがそうでしょう)しています。しかし、マルウェアの感染は、常にウェブマスターの意図通りではありません。サイトのウェブマスターの善良な意図にかかわらず、ウェブサーバーがハックされ、マルウェアが密かに展開(通常、マルウェアの自動ダウンロード)されます。そして、マルウェアの感染はホストサイトだけでなく、そこへのアウトバウンドリンクを持つサイトにも影響します。もちろん、犠牲になるのは感染されたサイトにアクセスしたユーザーです(あなたが感染サイトの余波を考慮しなければ、そのサイトでマルウェアに感染したと気付いたビジターが、決してビジネスのためにそこに戻ってくることはないでしょうし、そのサイトへの警告を流すでしょう)。

サイトがマルウェアに感染したら、マルウェアをスキャンする検索エンジンはそれを検知し、検索エンジン結果ページ(SERP)でユーザーにマルウェアの脅威について警告します。この警告には、他の感染サイトへのアウトバウンドリンクを持つすべてのページを含みます。つまりあなたのサイトは技術的にクリーンであっても、ページ上の感染したリンクが、SERPでマルウェアの警告を発しているのかもしれません。ウェブマスターは一般にリンク先のサイトのセキュリティをコントロールできませんので、マルウェアに感染したサイトの共犯者と見なされるのは不幸ですが、検索エンジンのユーザーが感染しないようにするためには適切な処置なのです。

Bingクローラーから、サイトがマルウェアに感染していると判断されているかどうかを確認するために、 Webmaster Center ツール の自身のアカウントにログインして Crawl Issues をクリックし、 Malware Infected の問題を選びます。あなたのサイトにマルウェアがあれば、どのページが感染しているか、リスト表示されます。マルウェアに感染していると判断されたサイトにリンクを張っていないかどうかを確認するためには、Webmaster Centerの Outbound Links をクリックし、 Show only outbound links to malware を選びます。結果がポジティブなら、いずれのツールからも、影響のあるページや、それらの解消方法に関する情報を含むCSVファイルをダウンロードできます。

マルウェアおよびウェブサイトセキュリティの問題に関する詳細なブログを公開しました。マルウェアの感染の特定と意味に関する詳細は、 マルウェアの容赦ない悪意 パート1 をご覧ください。可能性のあるウェブサイトのマルウェアの攻撃ベクトルと感染のクリーンアップに関しては、 マルウェアの容赦ない悪意 パート2 をご覧ください。マルウェアの感染を避けるためのおすすめセキュリティ戦略トップ10(2部構成です!)については マルウェアの容赦ない悪意 パート3マルウェアの容赦ない悪意 パート4 をご覧ください。

サイトの見直し作業:サイトのマルウェア感染の可能性をチェックし、検知された問題をすべて解消します。将来のマルウェアの攻撃の危険性を減らすために推奨されたセキュリティ対策を実行します。

次回は、本連載の最後です。あなたのサイトが検索サイトとうまく付き合うための設計上の問題をいくつか見ていきます。

-- Rick DeJarnette, Bing Webmaster Center