SEO Vol.10|Webマスター向けTips | Discover Bing

Web マスター向け Tips

Vol.10 リダイレクトの管理 - 301と302と各種ルール

ほとんどすべてのウェブサイトで、リダイレクトを要する瞬間を迎えます。あなたがどこかにコンテンツを移動させたとか、新しいドメインに引越するとか、どんな理由であれ、リダイレクトはあなたのサイトへのトラフィックがとぎれないようにするためのもので、検索エンジンに割り当てられた URL のバリューを移動させ、あなたのロイヤルビジターのためのブックマークのような役割を果たします。

リダイレクトの実装を危惧する必要はありませんが、どれが利用に最適か、そしてその制限事項を理解しなければなりません。最も一般的なリダイレクトを見てみましょう。

301リダイレクトは、コンテンツが恒久的に新しい場所に移動したことを検索エンジンに伝えるためのものです。移動の目的が明確で、蓄積された URL のバリューを、旧い URL から新しい場所に移すように検索エンジンに指示するときに使われます。301リダイレクトは旧い URL から新しい URL にバリューのすべてを移さないことを知っておくことは重要です。新しい URL は、検索エンジンと新たな信頼関係を築いていく必要がありますので、これがすべてのバリューを新しい URL へ単に移動しない理由です。

302リダイレクトは、コンテンツが一時的に移動し、すぐに元の URL に戻ることを伝えるためのものです。このリダイレクトは、人々をあなたのコンテンツに移動しますが、検索エンジンはオリジナルの URL に割り当てたバリューを維持したまま、コンテンツが元の URL へ戻るまで待つように指示されます。これは、あなたが求めていることではありません。リダイレクトの実行を要求するときには注意が必要であり、あなたが301の設置を求めていることを明示しなければなりません。そうでなければ、オリジナルの URL からのバリューを失い、新たな URL で苦労することになります。

注意点として、301と302のリダイレクトを Bing がどう考えているか、少しお話したいと思います。前述の情報は技術的には正しいのですが、現実世界では妥協も必要になります。

私たちはウェブサイトで見つけた情報について常に慎重であり、過去の経験から、あなたが誤りを犯した場合は注視が必要だと知っています。クロールするたび、301で行き先を変えている例をたまに目にします。そのような場合、たとえ301であっても、302のリダイレクトと見なすようにしています。逆もあり、クロールするたびに、302が変わらず同じ行き先にリンクされている例を見ることもあります。まるで301リダイレクトのような働きをしているのです。私たちのシステムは何度も繰り返しクロールしますので、それらを301だと見なすのです。

あなたは、正しいリダイレクト先を伝えることで私たちを助けることができます。それが最善ですが、もしあなたが現在、たくさんの302リダイレクトを持っているとすれば、私たちがそれらを理解しますので、あなたは他の作業に移ることができます。

次に、rel=canonical の要素を見てみます。それの働きは何で、どのように使えば適切なのでしょう。

rel=canonical が本当のリダイレクトではないことを理解することは重要です。それは「基本的には301リダイレクトのようなもの」と書かれているものがたくさんありますが、それでは誤解を招きます。rel=canonical の目的は、その URL の実態が他のものの複製だと、検索エンジンに理解させることです。複製の URL へ割り当てられたバリューをオリジナルの URL へ割り当てることを、rel=canonical の要素によって検索エンジンに提案するのです。その機能が301と似ているので、上記のように単純化し過ぎることがあります。

両者の最大の違いは、301リダイレクトがビジターを物理的に新しい URL へ移動させるのに対し、rel=canonical は物理的には、誰もどこへも移動させないことです。

他に rel=canonical を使うときに留意すべきことは、それが大量のページに現れることが、まったく意図されていないということです。私たちはこれまで、間違ってコマンドを使っている多くの例を目にしてきました。端的に言って、rel=canonical を使ってもあなたに実害は及びません。しかし、あなたがそれをウェブサイトの何千ものページで誤って使っていれば、他の数ページに正しく使っているとしても、私たちはそのシグナルを信頼しません。

多くのウェブサイトが、プレースホルダー(場所の確保)として、それらのページコード内に rel=canonical を置いています。これは、自らに向けるのではなく、空白にしておくのが最善です。rel=canonical をインストールしたそのページに向けることは、本質的に「このページは自らのコピーです。自らのバリューを自らに移してください」と私たちに言っているようなものです。そんな必要はありません。

大規模な仕事では妥協が必要になることを私たちは十分に理解しています。大規模サイトで、何かをページ毎に実装することは容易ではありません。そのような場合は、必要になるまで rel=canonical を空白のままにしておきましょう。

この投稿を終える前に、リダイレクトについて再度触れたいと思います。あなたが新しいウェブサイトを立ち上げようとしているなら、ドメインを移動する際にリダイレクトの管理が必要になることに留意しましょう。これは、Blogger や Wordpres といったホスティングサービス上にサイトを立ち上げることを検討するときに重要です。あなたがそのサービスをやめて、自分の独自ドメインに移動しようとしたとき、あなたに代わってホスティングサービスがリダイレクトをオンにしてくれるかどうか、知っておかなければなりません。十中八九、やっていないでしょう。

これは、リクエストをオンザフライで(到達前に)遮断してコードを書き換え、よりクリーンな URL やページ全体を表示することで、あなたのページを最適化するサービスを利用する際も同様です。そのようなサービスは、セッションの要求元(いわば、検索クローラーですね)とあなたのサーバーの間に置いた機能で作動します。あなたはほとんど何もせず、システムがクリーンな URL をオンザフライで提供するだけです。あなたにとっての問題は、あなたがそのサービスを置き去りにすることを選択したときに始まります。その時点から、検索エンジンにインデックス化されている URL が、あなた自身ではなく、サービスプロバイダーのサーバーになりますので、あなたがサービスをやめると、その URL に割り当てられたバリューも失います。検索エンジンから見て、あなたの URL はまったく新しい URL と映るでしょうから、ランクアップのために初めからランク獲得に励まなければならなくなります。あなたのウェブサイトに向けて作られたすべてのリンクは、実際には、サービス業者のサーバーにあるクリーンな URL に向けられたものであり、あなたのものではありません。ですから、すべてのダイレクトリンクは存在しなくなり、ブックマークも壊してしまうのです。

あなたのルートドメインに向けられたリンクはそのまま残りますが、残りのコンテンツやページの救いにはなりません。

リダイレクトは、小さいことながら、大きなパワーを及ぼします。ですので、しっかりと調査して、あなたがリダイレクトをオンにしたときに何が起きるかだけでなく、どのように機能するかを理解するようにしましょう。これは推測でやりたくないことのひとつです。あなたのITスタッフやコンサルタントに、どのタイプのリダイレクトを実装する予定か、それがどのように機能し、どの URL が網羅されるのか、はっきり説明してもらいましょう。

大規模なリダイレクト プロジェクトでは、泥まみれになって、バリューを維持したいすべてをリダイレクトする必要があるでしょう。簡単な方法はありません。バリューが移動されない場合も多いので、1枚のページに大量のリダイレクトを送ることはスキップして、オリジナルに関連するページに向けられたすべてのリダイレクトを維持することを覚えておきましょう。この部分をスキップするとバリューが無効になります。

締めくくりとして、リダイレクトの積み上げはダメだと覚えておきましょう。たいてい私たちはそのバリューを最後の最後まで移動しません。